【書評】ブログをビジネスに!コンテンツマーケティングのすべて

 わたしが「メディアを作ること」に触れた最初の体験は、新卒で入った会社の2年目に、特定顧客向けの「会報誌」制作を任されたことです。

それから10ン年。ずっと紙媒体でお仕事をしていたのでWebにはブログも含めてものすごく疎く、改めて勉強しようと思って手に取ったのがこちらの書籍でした。

勉強になった部分が多すぎてたくさん紹介したいのですが、わたしがオリジナルブログを運営する上で特に参考になった部分を抜粋しました。 

ざっくり概要

コンテンツマーケティングに関して詳しく解説されています。4000ページの大ボリューム!

コンテンツマーケティングとは、読者にとって有益な記事や動画を発信して最終的にはファンとして定着させることをめざすマーケティング手法のことです。

「いちばんやさしい」と書かれていますが、内容は結構難しいです。メディアに関してまったく初めましての人には少しとっつきづらいかも…。

紹介されているコンテンツの幅も、記事や動画だけじゃなくメールマガジン、リアルイベント、オンラインセミナー、プレスリリース、書籍刊行、とさまざまなので、メディアの運営だけじゃなくサービス展開したいときにも活躍しそうな一冊です。

ブログ運営に力を入れていきたい人、企業でオウンドメディアの立ち上げを任されている人は頭に入れておきたい知識が網羅されています。

こんな人におすすめ

・コンテンツマーケティングについて知りたい
・個人ブログをビジネスブログにシフトしたい
・実際に運営しているけど効果が上がらない

参考になったところ

※グレーの枠内はすべて「いちばんやさしいコンテンツマーケティングの教本」から引用した文章です。

コンテンツマーケティングのメリット

1つめ:広告宣伝費が抑えられること
2つめ:「専門家」として認識され、信用されるようになること
3つめ:顧客ロイヤルティ(忠誠心や愛着)を高められること
4つめ:情報を自然な形で拡散できること
5つめ:幅広い地域をターゲットにビジネスを展開できること

オリジナルブログとして一つのゴールとなるのがメリットの2つめ。専門性が高く、ニッチなテーマに絞り込んで発信することで、うまくいけば第一人者になることができます。

企業が運営するオウンドメディアの場合はおのずと専門的な内容が中心になってくると思いますが、もしブログの場合は雑記ブログと専門性ブログどちらがいいのか?とはよく議論されるところ。

キャラ押しができる人は雑記ブログでもビジネスに繋げられると思いますが、そうでない場合は専門性ブログのほうがおすすめです。

ニッチな市場こそ需要がある

コンテンツマーケティングのセミナーでよく出る意見のひとつに、「うちの業界はニッチだから、ブログなんて誰も読まないよ」というものがあります。ところが実際は逆のケースが少なくありません。ニッチだからこそ読者が読むのです。ニッチな分野では、そもそもネットで情報を発信している企業が少ない。一方で読者は、ニッチであるがゆえに情報に飢えており、非常に熱心に情報を集めているのです。

ニッチな分野は特定の読者がつきやすいと同時に「ポジションが取りやすい」という側面もあります。ニーズがあるテーマであればあるほど、運営メディアも多いのでライバルが多数。その中で抜きん出るのは、なかなかしんどいもの。

自分が得意なことや知識がある分野をググっと深掘りしていけば、誰でも「他の人より書けること」が見つかります。

質と量のどちらを重要視すべき?

ビジネスブログを開設してコンテンツマーケティングに取り組むとき、必ずと言っていいほど直面する問題があります。それが「数か? 質か?」という議論です。

私は「必要充分な質のコンテンツを数多くそろえること」だと思っています。最初はある程度の数も必要ですが、質のほうが大切というスタンスです。

結局はどちらも大事だ書かれていますが(笑)、初めたばかりの人は「文章を書く」ということに慣れていくためにまずは量をこなすといいです。とにかくババッと書いていって、ある程度記事がたまったらリライトすることをおすすめします。

やっぱり質を高めるとSEO効果が高くて読まれるので、書き甲斐が出てきます。

運営する6つのステップ

【ステップ①目的の設定】戦略設計の最初に目的とゴールを設定することが、その後の施策全体の成否を左右します。
【ステップ②環境分析】実現したい姿に対して、何ができていて何ができていないのか分析します。
【ステップ③ペルソナ設計】情報を届けたい(=接点をもちたい)ターゲットは誰なのかを明確にします。
【ステップ④コンテンツ設計】ペルソナが「いつ、どんなコンテンツを提供することで顧客の態度変容を促すか」を設計します。
【ステップ⑤運用設計】チーム作りと仕組み化で継続的に運用していくための土台を作ります。
【ステップ⑥効果測定】コンバージョン率や費用対効果などの測定と検証を行います

最初からここまで設計して始める必要はないけれど「目的」と「ターゲット」は決めておいたほうがブレなくていいですね。

内容については、最初の段階から何が書きたいか、何が書けるか決まっている人も少ないと思うので、やっていく中で軌道修正しても間に合います。それがWebのいいところ。

完璧主義にならない

100点満点の60点くらいをめざして取り組みましょう。

①書きたいテーマを決める
②10分間頭に浮かんだことを書きつづける
③誤字脱字はいっさい気にしない。前に戻って編集しない
④どうしても誤字脱字が気になるときは、目を閉じて文章を書く

わたしがやっているのは、①書きたいテーマを決める、のあとに「簡単な構成を考える」という点。

テーマが決まったら、それに関して書けそうなことを見出しレベルで箇条書きにしていきます。上から順番に書くのではなく、書けそうなところから書く。全て出揃ったら、重複しているところや説明が冗長なところを削除し、読んでスムーズな流れに組み替えています。

④はやったことないです(笑)。

「書く」と「直す」を分ける

文章を書く作業は、とてもクリエイティブな営みです。ワクワクするような気持ちで、どんどん発想を広げるほうがいいアイディアが出てきます。一方で、文章を直す作業は自己批判的な行為です。「この表現でいいのか?」「このアイディアでいいのか?」と自問自答をくり返す作業です。この相反するふたつの作業を思いきって分けてから、文章をスムーズに書けるようになりました。

ずっと書いていると自分の書きやすいスタイルが出来てくるのでそれに従えばいいのですが、なかなか筆が進まないときは前述したように「完璧主義な自分」が邪魔をしていることが多いです。

まずは書く。読んでいてわかりにくい点がないか、読者のためになっているか、などは後から考えます。すでに書きたい内容が思いついているなら音声入力もおすすめです。

まとめ

この本は、一度だけ読んでも頭に入って来ないので、何度も読んだり、自分が今いるフェーズごとに該当ページを読んだりしています。

コンテンツマーケティングにおいて辞書のように使える貴重な相棒です!

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