【書評】好きなことを仕事にしたい!今からやるべきこととは?

新卒から30代初め頃まで、ずーっと企業勤めをしていました。なんならサラリーマン的な働き方が「向いている」と思っていたぐらいで、まさか個人事業主のような形を選ぶとは考えてもいませんでした。

この本は、わたしが最初に「ひとり立ちしてみよう」と思い立ったとき、某メディアで編集長をやっていた社長に「まずはこれを読んでみたら」とおすすめしてもらった記念すべき書籍です。

ビジネスといっても大企業を運営するとか上場を目指すとか大それた目標をもつのではなく、自宅で小さく始めてみませんかという内容です。「起業」という壁をぐっと下げてくれて、当時のわたしには刺激と安心をもたらす一冊でした。

ざっくり概要

実際にビジネスを始めた人の例を挙げながら、ビジネスに必要な心構えや注意すべき点を解説してくれます。ビジネス初心者にはありがたいお導きがたくさん。

この本の発売は2013年。いま、自宅起業SNS起業とか、まずは小さくチャレンジする人がグンと増えていますよね。

もともとは英語で書かれた本を日本語に翻訳しているので、わかりづらいというか読みにくい部分も多々あるし、ビジネス例も日本人向きとは言えないのですが、マインド部分はかなり参考になります。

こんな人におすすめ

・スモールビジネスに興味がある
・元手やリスクをかけずにスタートしたい
・自由なライフスタイルを模索している[/ul]

参考になったところ

※グレーの枠内はすべて「1万円起業 文庫版」から引用した文章です。

モノやサービス<感情や体験を売る

私はいつもビジネスオーナーに、「何を売っているのですか」「顧客はなぜあなたから買うのでしょうか」と質問する。多くの人は、この質問に対して直接的に答える。「私たちが売るのはこれこれこういう製品で、人びとはその製品がこういうとき必要だから買うんです」と。

しかしときには、バーバラのようにもっと鋭い答えを返す人もいる。 「私たちはただ乗馬体験を売っているわけではありません。自由を提供しているのです。来てくれた人がほんの束の間でも日常を離れて、思ってもみなかったような人間になるお手伝いをしているんです」  この違いは決定的だ。

視点の重要性を気づかせてくれる一文。たとえばインターネットを使ったビジネスでも、「オンラインで学ぶスタイリング講座」なるサービスがあった場合、ファッションそのものを学ぶことはもちろん大前提ですが、ターゲットである女性は「おしゃれになって綺麗になった未来」に起こり得ることに期待してるんですよね。

ちなみに、バーバラというのは文中に出てくるビジネスを立ち上げた例で取り上げられている人物です。

使い勝手が悪いと感じたり、売っていないものを探しまわったリした経験はないだろうか。不満を抱いている人はおそらく他にもいるし、市場にないものをほしがっているのはあなただけではないだろう。買いたいものは自分でつくろう。そうすればたぶん、他の人もそれをほしがるはずだ。

ビジネスの大前提は「不(負)」を解消すること。不安、不満、不便、不当…それに対して自分には何が提供できるか?がビジネスのヒントになる。

自分がもつスキルや経験が、どんなひとの「不(負)」を解消できるのかマッチングしてみる。誰だって20、30年生きていればいろんな困難にぶつかって、それを乗り越えてきたはず(もちろんわたしも!)

過去に起こった印象的な出来事を羅列して、そのときに自分がどういった対応を取ったのか改めて振り返ってみるのはおすすめです。

シンプルにいうと、私たちはみな、あるものをより多く増やしたいと願い、あるものはより少なく減らしたいと願っている。それぞれをリストアップしてみよう。 「増やしたいもの」には、愛やお金、自由や時間、人から認められることなどがある。誰でも、そういうものはもっとたくさんほしいと思う。これは普遍的な真理だ。

「減らしたいもの」には、望ましくないものが入る。ストレスや長時間の通勤、うまくいかない人間関係などがそうだ。これも普遍的な真理だ。

だからといって「不(負)」だけにフォーカスするのではなく、それをふまえて明るい未来を見せてあげられることが重要。

自分が困ったり悩んだりしているのって顕在的になっているものばかりではないんですよね。「困ってるでしょー、何とかしましょ」というアプローチではなく、この商品やサービスを手に入れれば、アップグレードした自分に出会えるかもしれないと気付かせるアプローチができるといい。

好きなことを仕事にするのは正しいか?

情熱をもとにビジネスを立ち上げるのは多くの人にとって最善の方法だが、それがうまくいかない人もいる。あまり語られない負の部分に目を向けてみよう。

注意点その1。どんな情熱でも追いかければいいというものではない。あなたが情熱を注いでいたとしても、誰もそれにお金を払う気にはならないものはいくらでもある。

情熱主導型ビジネスを成功させられなかったオーナーたちに欠けているものは、「ふつうは趣味そのもので収入を得ることはできない」という視点だ。

注意点その2は、趣味と仕事を結びつけるのが本当に望ましいかどうかという点だ。趣味や情熱が、毎日の仕事や責任から来るストレス解消のために大切なものだとしたら、趣味に対して常に責任を負う立場になりたいと本当に思うだろうか。情熱の対象と仕事は分けておきたいと思う人もいる。

好きなことを仕事にするというのは数年前からのブーム。これは、実際にやってみてわたし自身は思うところがありました。

次のパートでも出て来るけど、たとえば長く続けている趣味をビジネスにしようとした場合「それが儲けられるか否か」は冷静にジャッジする必要がある。続けていればいつか報われる的な主張も見かけるけど、生活がかかっている場合はそんな流暢なことは言ってられない。

もう一点、好きなことの種類にもよるけれど、それが癒しや生きがいにもなっているなら、仕事にしてしまうと逃げ場がなくなる危険性も。

わたしは、好きなことを仕事にする→好きなことは趣味で続けて他の方法(企業勤め)で稼ぐ→また好きなことを仕事にする…というのを繰り返しています。だいたい1〜2年の周期。好きなことを仕事にして、もっと大きな結果が出ていたら違ったかもしれない(残念…)。

好きなことを仕事にする=好きだから夢中でがんばれる、時間を使える、という意味出会って、嫌なことは苦手なことは一切やらないというわけではないんですよね。

ビジネスは儲けなければ意味がない

意欲的なビジネスオーナーの多くが犯す過ちが2つある。しかもその2つは関連している。1つはプロジェクトを始めるためのお金をどこで手に入れるか考えすぎること、そしてもう1つはビジネスによる収入がどこから入るのかほとんど考えないことだ。

まずはとにかく小さく始める。初期投資をおさえて規模は小さくてもいいから「売上>経費」となるようにすることが大事。

物販をやっていたときに、これはかなり痛感しました。受注してから仕入れるスタイルが確立できない限りは、売れないと在庫処分に追われて苦しい思いをしてしまう。その反省をふまえて「いまは身一つでできるサービス」を絶賛考案中です。

コンサルと本にはかなり投資したな…。その分は絶対なにが何でも身につけなきゃ!って背中を教えてくれますけどね。

マイクロビジネスを始めるのはきわめて簡単だ。だから、ビジネスのやり方を心得るまで、あるいは心得ない限り、マイクロビジネス以外に手を出すのはやめたほうがいい。スモール・イズ・ビューティフル。

小さく始める利点は軌道修正がしやすいこと。どんなにサービスを練ってターゲットを掘り下げてみたとしても、市場にほいっと出してみるとまったく違う反応が返ってきたりします。

それは自分が想定していたものの斜め上をいくものが多い!

1万円起業を成功させるキーポイント

・アドバイスは役に立つが、ときには無視することも大事だ。誰かが許可を与えてくれるのを待っていてはいけない

・競争など外部の要因以上に手ごわい敵は、心の中にある恐れや無気力だ。幸い、これらの敵は自分の力でねじ伏せることができる

・成功や、うまくいくとわかった「瞬間」のストーリーは、しっかりつかんで離さないようにしよう。困ったときの支えになるだろう

・この本全体を通じてもっとも重要な教訓──他人の人生を生きて、時間を無駄にしてはいけないー

このキーポイントは、いつでも心にとめておきたい言葉。ひとのアドバイスはありがたいものだけれども、100%受け止めたとして良い結果が出るとは限らないので。

結局自分で試行錯誤するしかない。途中どうしても自信のなさやモチベーションの下降など足を引っ張る要因が出てくるのだけど、それらは自分でやっつけることができる!

試行錯誤していたら、必ずふとブレイクスルー兆しの中の兆しみたいな小さな光が見えてくる。それを掴んで捉えてこねくり回して…の繰り返しですね。エンドレス。

まとめ

ビジネスを始めるときは、とにかく投資をミニマムに!お金、時間、アイデア…最小限にとどめて、まずは市場にえいやっと出してみる。

社会に大きなインパクトを与えたり、インフラを整備したり、という大きなビジネスをやりたいわけではなく、生活費とプラスαの娯楽費を稼ぎたい、思う存分旅行をしたい、というぐらいの目標であれば、読んでとっても役立つ一冊です。

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