大先輩ライターが教えてくれた記事の書き方で意識したい3つのこと

わたしが新人として情報誌の編集部で働いていたとき、数年にも渡って編集部からのライティング依頼を受けてくださっているベテランライターさんとお仕事する機会が多くありました。

取材現場には基本、編集者(わたし)、ライター、カメラマンの3人セットで行くのが定番。

こちらからお仕事を依頼する立場でありながらも、ライターさんには本当にたくさんのことを教わりました。

その中で特に印象深く、現在わたしがライター仕事やブログで記事を書くときに意識していることが3つあります。

取材対象の独自性にこだわる


 
わたしは二社の情報誌(雑誌、フリーペーパー)で働いた経験があります。カテゴリは「旅行」や「地域情報」だったため、特集記事によってはいくつもの宿・ホテルやレストランを横並びで紹介していました。

多い時はスポットの数が30〜40点。制作中、それぞれのスポットの紹介記事を書くにあたってライターさんが徹底していたのは「他のスポットにも該当するような内容は極力書かない」ということです。

リサーチや取材によって独自性をあぶり出し、フォーカスすることにこだわります

たとえば執筆テーマが「居酒屋のおいしい鍋特集」だったとします。いろんな鍋料理を集めたページだと想像してください。

モツ鍋がウリのお店Aを紹介するとして、やりがちなのがキャッチフレーズに

「心も体もほっこり温まる家庭的な味」

など、どこにでもありそうなざっくりとした言葉を使ってしまうこと。

もし、お店Bのウリもモツ鍋だったとしたら「心も体ほっこり温まる家庭的な味」というのはBに使用したとしても違和感はありません。しかも、ほっこり温まる〜なんていうのはモツ鍋以外にも当てはまりそうです。

そうではなく、

「〇〇で育った国産黒毛和牛を厳選して使用」
「〇〇湾で獲れた昆布をブレンドしたダシ」

というように、お店のこだわり部分を抽出するのです。

AならA、BならBにしかない独自性を見つけることで、各お店の個性が浮き彫りになるんですね。

これは人物インタビューのときも応用できます。その人ならではの独自性に意識を向けると、魅力が飛躍的に伝わりやすくなります。

ここでは質問力も重要になってきますが、その話はまた今度。

わたしがインタビュー記事を書くとき(お話を聞くとき)も「この人の核となる部分は何だろう?」と常に考えながら進めています。

情報をいかに詰め込むかが命


「少ない文字数の中でいかに情報を入れられるかでライターの力量が問われると思うの」

以前ライターさんが話してくださった言葉です。

今わたしは、とある媒体から定期的に取材ライターとしてお仕事をいただいていますが、実は(?)指定文字数が400文字だろうと2000文字だろうと報酬は同じです。

一見、2000文字のほうが大変なように思えますよね。しかし一概にそうとは言えません。

というのも、文字数に余裕があって知り得た情報をたくさん入れることができる2000文字と違い、400文字は「情報の取捨選択」が必要なんですね。

事前のリサーチや取材で集めた情報の中で、必要なものを見極めて少ない文字数に落とし込むのって、なかなか難易度が高い。

何を訴求ポイントにするのか、それによって読者の心が動くのか、最終的に取材対象者にとってプラスになるのか。限定された範囲だからこそ、こだわって文章にしていくことが求められます。

徹底的にムダ文字を省くべし

できる限り有益な情報を入れたいからこそ、内容の重複や余計な言い回しは「文字数のムダ使い」です

例えば、以下のような文章。

(×)クラウドソーシングサイトを利用することによって発生する手数料についても理解しておかなければなりません。クラウドソーシングサイトでは仕事内容に応じて5%から20%の手数料が差し引かれてしまいます。
 
↓ スッキリさせると…

(○)クラウドソーシングサイトでは仕事内容に応じて5%から20%の手数料が差し引かれます。 
 
ここで伝えたいのは「クラウドソーシングを利用すると手数料がかかり、それは5〜20%である」という点だけですよね。

最初の一文は必要でしょうか?また、「差し引かれてしまいます」→「差し引かれます」のほうがスッキリしませんか?

(補足:不本意な状態であることを強く訴求したいときは「差し引かれてしまいます」という言い回しが良い場合もあります)

似たような文章ですが、もう一つ。

(×)提示されている金額から20%は手数料として引かれてしまいますので、あらかじめ計算に入れておく必要があります。
 
↓スッキリさせると…

(○)提示金額から20%は手数料として引かれるので、あらかじめ計算する必要があります。
 
「提示されている金額」→提示金額」、「引かれてしまいますので」→「引かれるので」、「計算に入れておく」→「計算する」

15文字近く節約ができました。その分、他の情報を入れ込むことができるので結果的に読者へのアナウンスが多い文章になります。

やりすぎると無機質な文章になりますし、ブログであれば個性も必要なので、さじ加減は必要です。あえて崩したりすることも……。

まとめ

この3つのことは、直接ライターさんから「こうしなさいよ」と教わったものではなく、何気に発された言葉や行動をウォッチして学んだことです。

読者にとって有益な記事が評価されるのはライターでもブロガーでも同じ。少し意識するだけで、文章がきゅきゅっと引き締まります。

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