個人メディア作り(3)ターゲット読者を考え抜く

(1)発信テーマを決めるのワークでジャンルやテーマを決定して、(2)市場とニーズを調査するのワークで世の中が求めている情報をある程度把握できたら、それらを求めているのはどんな人なのか、ターゲット読者を考えていきます。

どんな人に届いてほしいのか?読んだ後にどんな行動を取ってほしいのか?現在住んでいる場所や家族構成、趣味、最近悩んでいることなど妄想レベルでいいので細かく設定します。

本当に存在しないと意味がないので、わたしは地元の友人や知り合いといった「実在する人」をモデルにすることが多いです。ここをしっかり考えることで、発信する内容が明確になっていきます。

具体的には、次のような項目をヒントにしてみてください。

自分が助けたい人


 
個人メディアを通して自分のスキルや過去の経験を伝えることで、どんな人を助けることができるのか?ビジネスの本質はお客さまの課題解決と言われている通り、メディアの本質もターゲット読者の課題解決です。

人がインターネットを使って検索するのは、何かを調べるときが多いです。つまり、何かに悩んでいたり、困ったりしています。

たとえば、わたしが「30代後半に入ってから今までのメイクが合わなくなってきた」と感じているとします。

そのときに知りたいことは「30代後半に似合う」メイクです。インターネット上で「30代後半 肌質 変化」「30代後半 人気 コスメ」と検索したときにヒットした記事をまずは読むでしょう。

もし自分が語れることの一つに「美容に詳しい」という項目があるとするならば、そこでマッチングが生まれます。

仲間になってほしい人


 
個人メディアで発信することは「仲間探し」の側面もあります。

たとえば、もし自分に介護職のキャリアがあって、「介護にまつわる問題」を発信するとします。すると読者になりえる人は「介護に関する仕事に従事している人」もしくは「実際に介護問題に直面している人(しそうな人)」です。

仲間と言っても、一緒に何か行動を共にするとかそういうことではなく、仲間を作る「つもり」でコンテンツを作って発信するという意味です。

「体力いるけど介護職はやりがいありますよ。お互いがんばりましょう」と仲間にエールを送るような記事を書く。発信内容に共感してくれる人が増えるはずです。

価値観を共有したい人


 
「仲間になってほしい人」と似ていますが、個人メディアを作るときはコンテンツに「自らの意見」を組み込む必要性が出てきます。

そのとき、どんな人に共感してもらえると嬉しいのか考えてみてください。

もし「家事育児と仕事の両立ノウハウ」を持っている場合。「都内における家事アウトソーシングビジネス」という記事の中で「やることが多いから時間捻出のため家事は積極的に外注すべし」と主張したとして、

「うん、そうだよね!1週間に一度ぐらいプロに任せてもいいよね。問い合わせてみよう!」と感じる人もいれば、「家事は妻である私がやるのが当たり前だと思う…ないがしろにしてるみたいで嫌だな」と感じる人もいます。

読者になってほしいのはどちらなのか?

この場合、発信したい情報は両立ノウハウなので前者です。後者はターゲット読者になりえません。どちらの人にも届くような発信をしてしまうと、伝えたいメッセージがブレてしまうので注意が必要です。

困っていた(る)自分


 
実は一番ターゲット読者として考えやすいのは「過去と現在の自分」です。これまでの知識や経験は、仕事やプライベートで何かに困り、何かに悩み、そのたびに乗り越えて培ってきたものであるはずです。

就職や転職、結婚など節目にまで戻って、その時の自分をもう一度振り返ってみます。自分ひとりでモヤモヤと考えていたこと、親や友達に相談していたこと、どんなことに困ったり悩んだりしていましたか?

同じ地点で立ち止まっている人が必ずいます。

ターゲット設定例

個人メディアの中で伝えるメッセージは「たった一人」に向けるといいと言われています。(2)市場とニーズを調査するのワークで分析した仮説も考慮して具体的なターゲット読者像を描くことが大切です。

【市場とニーズから導き出した仮説】
→仕事とプライベートを両立させたい。先輩ママの経験談が知りたい。
→時間的にも体力的にもフルタイムは厳しい。時短で働く情報が求められている。
→やはり正社員として働くのは大変そう。育児休暇前のように働けるか不安。
→育休明けに壁にぶち当たる人も多いのか?家庭内でも会社でも課題が山積み。
→大変なので心が折れそうになる。モチベーションを保つ方法も役立つはず。

↓↓ どんな人が検索している? ↓↓

【ターゲット読者例】
・35歳で子どもが一人いる女性。東京在住。
・自分や夫の地元から離れて暮らしている。
・毎日の大半は家事や育児に追われて終わる。
・充実はしているものの、なんだか虚しい。
・出産前まで働き、現在は育児休暇中。
・休暇後は仕事復帰するつもりだけど不安。
・愛読書は「VERY」「Domani」。
・余裕のあるワーキングマザーになりたい。

ターゲット読者を設定したら、実際の友人や知人に当てはまる人がいるか考えてみてください。うっかり「自分に都合がいいターゲット」を作り上げてしまいがちなので、現実と照らし合わせる冷静さが必要です。

ターゲット読者が明確であれば、記事に含めるメッセージもどんどん尖らせることができるので結果的に刺さりやすい発信になります。

発信テーマ決め、市場とニーズの調査、ターゲット読者設定が終われば、いよいよ個人メディアのコンセプト作りに入っていきます。

ステップ3のまとめ

★自分が助けたい人、仲間になって欲しい人、価値観を共有したい人を考える
★身近な人の例も考えながら、できるだけ具体的な読者ターゲット像を描く

【NEXT】→(4)コンセプトを立てる 〜ブレないメッセージと発信内容を定めよう〜
【PREVIOUS】→(2)市場とニーズを調査する 〜テーマに関する情報が求められているか調べよう〜

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