日本のフリーランス市場で活動した雑感
私は普段アメリカに住んでいて、しばらく日本に滞在しています。
今回、久しぶり…というかおそらく初めて?がっつりと日本のフリーランス市場に参入してみました。
これまでも日本から仕事は受けていましたが、エージェント経由で知り合ったある制作会社さんから
いろんな案件をいただく…というスタイルだったので、能動的に動かなくても充分でした(子育て中心だし)。
日本にいる間は、お仕事探しと知見を増やすためにも活動の幅を広げてみよう!とあれこれ動いているところです。
そんな中で、いちばん感じたのは「多様化している」こと。いくつかポイントをまとめてみます。
「職種」の多様化
私がいた業界がそうだからというのもありますが、以前はフリーランスといえばクリエイティブに関する職種が多かった気がします。
ライター、デザイナー、カメラマン、イラストレーターなどなど。
だけど今は、事務や秘書、営業、人事、広報、コールセンター、システムエンジニア、英語講師、etcと、あらゆる職種がフリーランスで働ける時代に。
営業や人事の職種一つをとっても、「こういう業務は外注しやすい」=「フリーランスにお願いしやすい」基準があったりするらしく。
ほ〜そういうものなのか〜〜と、いろんな方と話す中で気付きや発見がありました。
■「求人の見つけ方」の多様化
例えば、ライター案件を探す場合、以前はクラウドソーシングが主流だったように思います。
それは今でも根強いのですが、とにかく「増えた」と感じたのはフリーランス専用のエージェントです。転職サービスのフリーランス版。
一度面談して、スキル把握したらマッチングした案件をメールで送ってくれて、気になれば応募するスタイル。
エージェントによって「このタイプの求人に強い」とかあるようです。
他には、ビジネスのマッチングアプリなんて方法も。
いろんな経営者やフリーランスが知り合うためのツールで、お互いに「話してみたい」と同意すると、会話できます。
試しに登録してみたら、本当に申請がたくさんくる!
こちらは完全にビギナーなので、実際に仕事へつながるのか、まずは使ってみようと思います。
■「働き場所」の多様化
そういった世の中の動きに伴いぐーんと増えたのが、シェアオフィスやコワーキングスペースです。
私は、普段は家で仕事をしますが、日本滞在中は様々な事情で難しくシェアオフィスを月極で借りることにしました。
wi-fi環境はもちろんのこと、飲み物や会議室、プリンターと仕事に必要なものが揃っています。
雰囲気は施設によってバラバラ。好みもありますよね。
多くの場合「体験利用」のプランを用意しているので私もいくつか利用して、交通アクセスの利便性と「しっくりくるか」で
最終的な場所を決めた感じです。
■働き方をデザインする楽しさ
ここ2ヶ月半、書類を書いては、案件に応募して、面談したり、落ちたり…オフィスを見に行ったり…
仕事が決まる前からクタクタになりましたが(笑)、編集・ライティング関連で、無事に3社と契約が決まり、本格的にお仕事が始まりました。
起業も含めた、いろんな働き方をしてみて「自分に合う」を探っていきたいです。
こういうふうに場所も含めて働き方をデザインできるのはフリーランスの楽しさかもしれません。
そうそう、もう一つ思ったのがライティングに関する案件がものすごく増えたな、と。
ライター興味あるんだけど、実際のところ、どう…?もよく訊かれる質問です。正直、気力と労力、あと意外に体力も必要ですが、腕一本でどこでも何歳でもできる点は、やっぱり魅力ですよね。
未経験可の求人も多いので、興味がある方は、まずは一本でも仕事として書いてみるといいと思います。
コメントを残す