あなたに書いてほしいのは「美学」ともう一つ
今年の夏、3年半ぶりに日本へ帰省しました。
私が住んでいるのはアメリカ。疫病の件で水際対策が強化されて、母国からだいぶ遠ざかっていました。両親や義両親に、子どもたちを会わせられないのをずっと残念に思っていたので、ようやく実現して嬉しかったです。
この3年半の間は、オンライン交流が活発になった期間でした。
Zoomなどツールが発達したおかげでリアルと変わらないぐらい濃い出会いや関わりがたくさんあった。
それ自体はとっても充実しており、もちろん今も楽しんでいるのですが、一方で何か大切なものを見落としているような心許なさも感じていました。
大袈裟なことではないんですけどね。
その正体はわからないけれどなんとなく、この夏にリアルの繋がりを取り戻したり強化したりした中で、解消された気がしています。
こういった、時々心に湧き上がるぼんやりした感覚ってありませんか?
何かが気になる、引っかかるけど言葉にするのは難しい、みたいな。
私はそういうものを知りたくて文章を書いているのだと思います。
彼女の言葉が胸を打つ理由
話は変わりますが、最近、カリフォルニア時代の友人がブログを始めました。
少し前から彼女のインスタ投稿を見ていて「言葉が力強くなったなぁ」と勝手に感じていたのです。
これは圧とか攻撃とか、そういう強さではなくて、メッセージ性や核のような部分をSNSの文章から感じたんですね。
そんなときに、彼女からブログに関する相談で直接LINEをもらいまして、90分ぐらいかな?話をしました。
そしたら、やっぱり納得!!!
彼女は、ある方の力を借りて、人生の棚卸しをしたところでした。
ずっと自分を認められなかった。
でも、改めて人生を振り返ったとき、がんばった過程や軌跡に触れて、精一杯生きてきたのだと、過去の出来事があって今があるのだと、長い時を経て、ようやく自分を愛せるようになったそうです。
あぁ、だから彼女の発する言葉が胸を打ったんだな、と。とっても腑に落ちました。
そして、その背景にじんとすると共に、そういった心の状態はやっぱり文章に滲み出るよね〜と改めて確信したのでした。
言葉の力強さを支えるもの
言葉の力強さ。これはどういう点から感じるのだろうと私なりに考えてみたところ
本音
だからかな、と思いました。
前回、お客様はあなたの美学に共鳴する、というブログを書きました。
思いついたままに書きつつ我ながら納得していたのですが(笑)、
「美学」と「本音」
この辺りは、ブログやSNSで誰でも発信できる時代になったからこそ今後ますます求められそうです。
小手先のテクニックや耳触りのいい言葉を並べただけでは相手へ届かないということ。
私も、日本ではしっかり休養して自分にとって大切なものは何だろうと心を見つめてきました。
その成果が、今後の発信に活きるといいなぁと思っています。
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