「ブログって何を書けばいいんですか?」に対する一つの答え
先日、次男が3歳の誕生日を迎えました。
彼は映画「トイストーリー」が大好き。パーティーショップでグッズを買い、おうちで小さな誕生会をしました。
この時期、庭には一株だけあるピンクの花が豪快に咲き誇ります。毎年、ぽんぽんと花開く様子を感慨深く眺めるのが恒例行事です。
切迫早産で落ち込んだ日々
というのも。3年前の同じ時期、私はずーっと寝たきりだったんです。
切迫早産でした。23週のときには医師から深刻な顔で「いつ産まれても仕方ない」と言われ、一か八かの緊急手術をしました。
幸い、手術はうまくいきましたが正期産と言われる37週まではあと14週もあって。なるべく安静にしなければならず、当時2歳の長男もいたので大変でした。
夫のほうが辛かったと思います。仕事しながら妻と息子のお世話をして。
手術から1ヶ月ぐらい経った頃、義母が手伝いに来てくれました。そこから出産まで家事をすべて引き受けてくれて、本当に感謝しています。
いま思えば、あの頃はかなーーり病んでいました(笑)
切迫早産になったタイミングで仕事も行けなくなり、引継ぎもほとんどできないまま退職。情けないやら不甲斐ないやら。しかも家事も育児もろくにできない。
落ち込む私に、義母は
赤ちゃんが安心して出てこれるまで
お腹で育てるのはあなただけができることだよ
と声をかけてくれていました。
家族の協力のおかげで、次男は36週までお腹に留まってくれて元気いっぱいに生まれてきました。
その子がもう3歳なんて!時が経つのは早いものです(涙)。
同じ経験をした人のブログが支えに
当時の私を支えてくれたのは家族や友人の存在が大きかったですが、
他にもあります。
同じ経験をしている人が綴ったブログです。
切迫早産になった
対策手術を受けた
そんな方々が発信していた記事に、とても助けられました。
何に気を付けたほうがいいとか具体的な情報ももちろんですが頑張っているのは自分だけじゃない、その事実に前向きな気持ちをもらいました。
自分の経験を真っ向から文章にするのは、時に痛みを伴う作業でもあります。
けれど、鮮明に残していると、こうして私のように救われる人もいる。
「ブログって何を書けばいいんですか?」とご質問をよくいただきます。
広く深く読まれるブログのポイント、その一つがずばり「読者の悩みを解消する」です。ブログ用語ではニーズとも言います。
読んだ人の参考になる情報があったり
読んだ人が明るい気持ちになったり
そういう記事を増やすことが大切です。
切迫早産の体験を綴った人は、ニーズなんて考えてなかったと思います。だから結果的にそうなっただけですが、
自分が困ったことは、この世界にいる誰かも困っている。
だから困難とか挫折とか自分にとって大変だった過去は、発信においてすごく貴重なんですね。
経験から得た、上っ面ではない
芯のある言葉や文章が書けます。
何を書こうと迷ったときは、過去の自分が困ったことを改めて見つめてみてください。
その発信を必要としている人が必ずいます。
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