自分をさらけ出せない私が変わったのは「お客様のために書く」に気付いたから

その昔、私は歳をとるのがいやでいやでたまりませんでした。

学年の中で誕生日が早いこともあり、いつもおばさん扱いされて。10代なのに(笑)。内心穏やかじゃなかったです。

40代になると、さすがに吹っ切れるというか。海外の女性ってイキイキしている人が多いので、年齢ってナンバーでしかなく、大事なのは他の部分だよね〜と思えるようにもなりました。必死に磨き上げてきた自分が誇らしいな、とも。

仕事して、手に職つけて、
海外に住んで、結婚して、出産して
仕事復帰して、起業して、

よくここまできたなーと自分を褒めてあげたい気持ちです。

引っ込み思案だった少女時代

振り返ってみると、幼い頃の私は人見知りで、おとなしい子どもでした。

親戚で集まっても、お喋りできずいつも母の影に隠れていて。

学校でも自分を出すタイプじゃなくて。でも冷静な性格だからか、先生がやたらと私にリーダー的な役割を持たせたがるんですね。前にもっと出て、みたいな。もう、それが苦痛で苦痛で(笑)

でも、引っ込み思案な自分が好きかと言えば、決してそうではありませんでした。

だから、10代、20代と、自分を変えたい意識は強かったと思います。

添乗員、編集者の経験で人見知りを脱却

大きな転機は、就職したことです。新卒で入った旅行会社では、一ヶ月も経たないうちに添乗員としてデビューしました。

ツアーに参加された経験がある方はご存知だと思いますが、添乗員は「はじめまして」のお客様をお連れして、旅行をめいっぱい楽しんでいただき、安全に帰宅してもらうのが仕事なんですね。

そんな業務を繰り返すものだから人見知りなんて言っていられなくて(笑)

ずいぶん鍛えられました。

その後、転職して編集職に就いてもクライアント訪問とか取材とか絶え間なくやるので、今ではすっかり「はじめましての人と仲良くなるのが得意」になりました。

特に無理をするわけでもなく、自然に。人とお話するのも好きです。

でも、本質は変わらないので

ただ!

やっぱり人間って変わらないな〜と思う場面もあり、それが私にとっては「発信にまつわること」でした。

以前も何度かメルマガで書きましたが、思いや考えを伝えたり自分について書いたりするのが、それはそれはもう苦手でしょうがなくて。

この性質は、起業するに当たり大きな壁となったんです。「無理をしている感じ」がどうしても拭えないんですよ…。率直に言って、苦しかったです。

あの引っ込み思案だった私はまだ存在しているんだな、と。

その壁とやらには、様々な要素が入り混じっていたと思います。

・プライド
・虚栄心
・失敗が怖い
・自信がない

まぁ、盛りだくさん(笑)結局は自分を守りたかったんでしょう。

ところが、あれはいつだったか。

考えて考えて、嫌々ながらでも何とかやってみて、そんなある日。本当に突然、霧がさーっと晴れるように本質の部分に気付いたんですよね。

あれ?「発信」はそもそも自分のためにするものじゃないのでは?って。私じゃなくてお客様のためにするものですよね。

発信は「私のため」じゃなく「お客様のため」

これをきっかけとして私は、急に書くことが怖くなくなり、自分で言うのもなんですがメッセージも強くなったと思います。

結果として、セミナーや講座でもお客さまに恵まれました。いわゆる月商100万円…いや、その倍の世界を体感しました。

あのとき気付けて、本当に良かったと思います。

もし、書くことも伝えることも苦手な気持ちが強いなら、まだ自意識のほうに傾いている証拠かもしれません。

自分のことを発信しなきゃ!と考えると苦痛ですが、その発した言葉や文章が誰かを幸せにする可能性と考えると、楽しくなってきますよ。

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