辛い経験をブログに書くときは「光」を意識しよう
先日のブログで、いい文章とは「文字どおり、人をいい心持ちにさせる文章」と、ジャーナリストの近藤 康太郎さんのお言葉を借りてお伝えしたんですが、最近は何かを書くたびにこのフレーズを思い出しています。
そういえば、私が読んでいて心地いい書き手さんは、みんなそうだなぁと。
読んだあとに、温かい気持ちになったり優しい気持ちになったり。そういうブログだったらまた読みに行きたくなります。
だからって、悲しい出来事や辛い経験を書いたらいけないわけでは決してありません。
以前、ブログに関するご相談で「過去のことを書いているとどんどん暗くなってしまう」というお悩みをいただきました。
昔から家族関係で悩まれてきた方。
自分が乗り越えた経験をもとに同じ環境の人を救いたい、と使命感を持って発信をされています。
お悩み、とてもよくわかります。書いているとどんどん当時のことを思い出して、感情が生々しくなる。「こんなこと書いていいの?」と躊躇ってしまう。
たしかに悲しい出来事や辛い経験を書くのは気力や耐性が必要とされます。
自分で書いていて再び傷つくことだってありますし。
もし、どうしても抵抗が取れないなら一旦やめてみてもいいと思います。
ただ、もしあなたの中に自分の経験を通して誰かを救いたい、伝えることを諦めたくない気持ちがあるなら。
ひとつ意識するだけで自分にも読者にも優しい読後感を残すコツがあります。それは、文章の終わりに向かって明度を上げること。
過去の経験をふまえてこんなことを学んで今はこう前向きに生きている
きっと一番伝えたいのは、最後のポイントであるはずです。
今はトンネルの中を書いているけど、この先には光が待っている。そう思いながら手を動かすだけで渦中の内容に関する描写も変わります。
書いている自分も癒され、乗り越えた事実に改めて自信が持てます。
だから、もし痛みを思い出しながら文章を書くときは、ぜひ自分が必死で見つけた「光」を意識しながら書いてみてください。
困難に打ち勝った人の言葉は強いです。
それもまた、人を惹きつけるブログだと思います。
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