文章に正解はない、添削で見るのはココだけ
先日、noteを読んでいたら。
ある書き手さんが、文章教室で中学生の文章を添削したというレポート記事を書いていました。
その方は編集やライターに従事されていて、noteでも何度か受賞されています。プライベートで時々話すのですが、優しくて面白い方で私もファンの書き手さんです。
で、その方が記事の中でずばりこう仰っていました。
「文章に正解はありません」
添削で大事にしていること
ああ、まさしくいま私が考えている主題だ〜と不思議なシンパシーを感じました。
ライティング講座をやっている中で、ある不安がずっと付き纏っています。こうやって私があれこれ伝えることで「その人それぞれの表現の自由を奪わないだろうか」そんな不安です。
本当に、文章って正解がないんです。
こうあらねばならない、は一切ない。
だから自由に書いて欲しいし、そうあるべきだと思っています。
そんなこと言うんだったら、じゃー文章の添削って何をやっているの?と思いますよね。
Heart Writingの場合、お客様の文章を添削する際に見ているのは、ほぼこの2点かなと思います。
1)さっと読んで内容が理解できる
2)書いた人の人柄が伝わってくる
もう少し解説します。
添削ポイント1)スムーズに読めるか
自分で言うのもあれですが、私自身は職業柄、文章の読解力があるほうだと思っています。
そんな私が読んでわからなかったら他の人はわからない!そういった気持ち(笑)
忙しい現代において、「最後まで読まれる」自体がハードル高いですからね…。なるべく躓きとか疑問とか文章の中ですぐに解消したほうがいいと思うのです。
読んでいて「難しい」と感じたときは、ご指摘しています。
お伝えするポイントは毎回違います。それこそ正解はないです。
添削ポイント2)本人の魅力が出ているか
たとえばあるジャンルについて発信する場合、具体的な内容だったり、体系立てられていたり、コンテンツの内容はもちろん大切です。
でも、「誰が伝えても同じ」になるといざサービスを展開するときに苦労するのかも、と思います。特に、起業してビジネスを軌道にのせるには選ばれないといけないので、「その人ならでは」は重要。
だから、あんまり方法論を最初に学びすぎると個性を消す副作用が出てしまうかも…とも考えていて。
だから、添削のときは「文章の上手さ」よりも「その人らしさ」を見ています。
この前、実践講座でも受講生さんにこっそり(?)伝えたんですが、私自身もブログや文章が「面白くない」と言われがちなんです(暴露)。
おいおい、それでライティング講座やっとるんか〜
って感じでしょうか。
この面白くない、色々と解釈ができますよねぇ。
私の弱点は…
数人の信頼なる書き手さんから同じ指摘をされたので、もう間違いないんだろうと思います。「生々しさが足りない」らしいです。
内容自体は悪くないけど、淡々と整理されすぎている印象。これ、よく言われます。
弱点も個性と捉えたらいい
と、いま書きながら思ったんですが、
お客様の中には、淡々と整理されすぎているところに安心感を持ってくださる方も
いるわけなので(希望的観測を込めて)。
弱点と言わず、これこそ個性と呼べばいいのかも。
と、急な角度でポジティブに解釈してみました。インターネットの大海原に自分の思想を放り出すわけなので、発信は前向きさとか図々しさがないとやれない(笑)
特にまだ始めたばかりの頃は、自分で書いてみて
納得できなかったり
ピンとこなかったり
公にしづらかったり
迷いや不安はあって当然です。
それすら個性と捉えて自由に、ふてぶてしくいきましょう。
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