ブログやメルマガなど文章を書くにもTPOがある

ここ最近、レギュラーの編集業務ではライターさんの採用に携わっています。

以前のブログで、ルールを守れない人はライターとして不合格、なんてやや厳しい話をしました。

どんなに文章が上手でも一瞬で「不合格ライター」になる人

このルールってだいたいどのぐらいあると思いますか?私が携わっているライター採用の基準だと、なんと…全部で65個

ひとつの記事を書くのに、こんなにたくさん!いやいや、覚えられませーん!

実際に、チェックをしていると、全部守れている人は誰もいないです。

一発で不合格になるのは「大前提ルール」を守れない人で、その他足りない部分は、編集者とライターの間でフィードバックを繰り返しながら文章の精度を上げていきます。

ルールは細かい点だと「日本語表記」にも及びます。これがまた難しいんですよね…。

ひとつ挙げると、

“「なので」前後の不一致 “

という項目。

たとえばNGになるのはこんな文章です。

例)
本格的なフレンチを提供するお店なので、ゆったりした雰囲気です。

本格的なフレンチを提供するからゆったりできるわけじゃないよね?なんて矛盾を指摘します。いま自分で書きながら重箱の隅を突くみたいでいやなな気持ちになりました(笑)

でね、チェックしながら思うわけです。

私、これ守れてないなぁ、と。

もちろん、ライターとして原稿を書くときは、クライアントさんのご要望(ルール)はちゃんと守ります。

でもブログやメルマガはもっとフランク。
たとえば、日本語表記NGの例として「い」抜き「ら」抜き言葉があります。

守れてないなぁ

は、

守れていないなぁ

と本来書くべきです。この「い」を抜いて書くことを「い」抜き言葉 と呼びます。

辛いものも食べれる

辛いものも食べられる

こちらは「ら」抜き言葉です。このブログでは、しょっちゅう「い」も「ら」も抜いています。もっと正直に言えば抜いたり抜かなかったり、気分(流れ)次第です。

これには理由があって、そのほうが話し言葉に近いから。

ブログやメルマガは、私にとって読んでくださる方へお届けする「手紙」のようなイメージです。だから、あんまりきっちり書きたくないんですね。取り繕うみたいで。

なるべくありのままの自然体に近い言葉を使いたい。(誤字脱字も時々あります…)
だから、このブログ内容をテスト原稿みたいにチェックしたら不合格かもしれません(笑)

でも、それでOKな場合もあると思っています。

つまり伝えたかったのは「文章にもTPOがある」ってことです。

かたい文章が似合うシーンもあれば
ゆるい文章が似合うシーンもある。

時々、日本語表現を意味した「文章力がない」お悩みをいただくんですが、ブログはそんなに体裁を気にしなくてもいいんじゃないかな〜と個人的には思っています。

ただ、このポイントを抑えたら、文章が洗練される!そんな表現はいくつかあるので、ブログでもご紹介する予定です。

 

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